世界遺産 熊野古道 ウォークレポート
大辺路 富田坂 編
第28号(2005年10月14日)
大辺路街道のひとつである富田坂をレポートします。
富田坂は大辺路の難所のひとつであったといわれており、旅人はこの地で一泊する重要な拠点となっていたそうです。
今回のレポートは草堂寺から安居の渡し場までの約13kmのコースです。車1台を終点安居の渡し場跡におき、スタート地点の白浜町富田にある草堂寺へ戻ってきてウォークをスタートしました。
急な上り坂や下り坂があり、13kmの距離なので、ゆっくり時間をかけてレポートしてきました。
出発の前に、地図の確認!
和歌山県観光情報 富田坂
白浜観光協会
| 白浜駅から、バスで「草堂寺」へいくことができます。 明光バス「富田」バス停を下車し、国道42号線沿いを椿方面へ歩きます。国道沿いに大辺路街道の看板が見えてくると国道から左に入ります。10分ほど直進し、小さな交差点を右にに曲がると、富田坂入り口までの案内看板がみえてくるので看板に沿ってあるきます。 |
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| 草堂寺 | ||
<11:20> 江戸中期の画家 長沢芦雪ゆかりの草堂寺です。横には「くまのみち」とかかれた石碑もたっています。![]() |
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<11:23>きれいな手洗い場があります。この先にはトイレがありませんので、済ませておきましょう。 |
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<11:33>草堂寺を左折し、石垣にそって登っていきます。石の階段がいかにも、古道へ誘い込んでるような雰囲気をだしています。 |
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竹林を抜けると一里松跡到着です。 |
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| 一里松跡 | ||
<11:38>かつては街道沿いに、一里ごとに松が植えられていたそうで「一里松」と呼ばれていました。ここにも一里松があったそうですが、松の木がかれてしまい、一里松跡として残されています。 |
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| 馬谷城跡(うまんたに城跡) | ||
<11:39>一里松跡の近くにあり、馬谷城跡を望むことができます。 ここから「七曲がり登り口」までは林道のゆるやかな登りとなります。 |
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| 七曲がり登り口 | ||
<12:02>「ここから世界遺産登録・・・」という案内看板があります。 ここから「七曲がり」の急な登り坂が続きます。 |
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<12:20>七曲がりだから、カーブが7つあるもんだと思い込んでいましたが、歩きながら数えている間に、だんだん数がわからなくなってきてしまいました。 何度も小休止しながらゆっくりと登っていきました。 途中で木の枝を拾い、杖がわりにして歩きました。 |
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<12:36>ようやく眺望のいい場所に到着です。足をとめてしばらく眺めていました。白浜半島や富田平野も見渡せるそうですが、今日は少しもやがでていてはっきりとは見えなかったのが残念でした。 お昼ご飯をとることにしました。 少し狭いですが、この見晴らしのよいところで食べることにしました。 |
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<13:01>お昼ご飯も食べ、足の疲れも少し取れたので、再び次のポイントの峠の茶屋跡へ向けてウォーク開始です。 少し登ったあとは、自然林のなだらかなアップダウンがつづきます。 ウバメガシなどの自然林の中を歩いていくのは気持ちのいいものです。 |
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<13:36>途中、田辺湾を見渡せるスポットがあります。 ここでも休憩をとることにしました。 |
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| 峠の茶屋跡 | ||
<13:43>坂を上りきり、なだらかな道が続いた後、峠の茶屋跡に到着です。 旅人の休憩場所となった峠の茶屋跡です。いつごろから開かれていたのかはわかりませんが、寛文8年(1668年)にその存在の記録があり、大正8年(1919年)まで約250年間営業されていたことが文献に残されています。 「石臼」や「石仏」なども残っています。 当時の人たちもこの茶屋跡で休息をとったように私たちもしばらく休憩をとりました。 |
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| 安居の辻松峠 | ||
<14:09>この峠は白浜町富田と日置川町安居の境にあります。 草堂寺から安居辻松峠までを富田坂と呼び、安居辻松峠から三ヶ川までを安居坂とよばれているそうです。 左へ行くと、日置川町に入り、右側へ行くと、椿温泉へ下ることもできます。 |
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<14:19>ここにも、一里松塚があったそうですが、枯れため、伐採されたそうです。 日置川へ向けて歩いて行きます。 |
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<14:24>大きな空き地がみえてきました。マップを確認するために休憩をとります。 ここは林道との交差点にあたり、距離にして半分歩いたくらいの地点になります。 このさきからは下り坂がはじまります。 |
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| 祝の滝 | ||
<15:30>下りの坂ですが、急な下りでところどころコンクリートになっていて結構足にきます。 急坂を下りきりると沢沿いの道にでます。右へ曲がり、1km弱先に「祝の滝」があります。 |
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<15:32>ゲートのあるところが富田坂東上り口になります。 門がありますが、横から通り抜けました。 |
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<15:35>ここから先は、ほとんど平地となり歩きやすくなります。 |
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| 三ヶ川の梵字塔(みかがわのぼんじとう) | ||
<15:43>さらに下ると梵字塔につきます。 地名の 「三ヶ川」とは、3日に一度水が流れるというくらい水が少なかった川から、三ヶ川とついているそうです。 |
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さらに沢沿いの林道を歩きます。 |
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| 三ヶ川の庚申塔 | ||
<15:56>三ヶ川の庚申塔に到着です。 林道沿いの林の中に、いくつかの「庚申塔」がまつられています。庚申塔はいくつもの種類があり、ここでは石製の庚申塔と「庚申」と掘り込んだ文字塔があります。 【庚申塔】 その土地(地域)に悪いもの、たとえば伝染病などが入らないように、入り口や辻におまつりしたそうです。 |
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| 三ヶ川のバス停 | ||
<16:34>さらに林道を進むと、やっと一般道へ出てきました。人家もあり、一気に視界が開けます。陽も落ちてきて薄暗くなってきました。 目の前に三ヶ川のバス停があります。 |
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<16:38>日置川沿いを安居の渡し場跡まで歩いていきます。 |
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<16:56>安居(三舞)ののどかな街中を抜け、渡し場跡へむけて歩きます。 |
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<16:57>安居の渡し場まではもうすぐそこです。 |
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| 安居の渡し場跡(北側) | ||
<17:05>無事に安居の渡し場に到着しました。 昭和29年頃まで渡し舟があったそうで、旅人は不自由しなかったようです。現在では渡し船はなく、渡し場より下流の口ケ谷橋で川をわたり川沿いを歩くルートを使います。 (詳しくは次回のレポートでご紹介して行きたいと思います。) |
| 椿温泉への道 |
| 安居辻松峠から、椿温泉へのくだりの道があります。椿温泉で宿泊し、湯治癒の温泉でゆっくり体を癒し、熊野古道を楽しむ方法もあります。分岐点からはおよそ1時間15分で椿温泉に到着します。 → → |
| 催しイベント |
| 富田坂ウォークイベントは終了いたしましたが、仏坂・長井坂のウォークイベントがあります。 「大辺路へ気楽にいらっしゃいウォーク体験ツアー」 |
| アクセス 取材時の時刻表です。 |
| <行き> 新大阪(7:35発)(スーパーくろしお1号)→白浜駅(10:07着)→明光バス10:32発(富田駅10:39着)、もしくは10:52発椿温泉行きへ乗車し「富田駅」で下車。 東京(羽田) 9:10(JAL 1381便)→ 10:20 南紀白浜 10:30(明光バス)→10:44 白浜駅着→ 10:52発→富田駅着 <帰り> 安居バス停から日置駅へバスで行き、電車に乗り換えし、白浜駅へ。 ●「安居」バス停(14:51発)→日置駅(15:02到着予定) <乗換>日置駅(15:24発)→白浜駅(15:41着) 白浜駅から新大阪方面へ(16:33発・くろしお30号) ●「安居」バス停(18:05発)→日置駅(18:16到着予定) <乗換>日置駅(18:40発)→白浜駅(18:57着) 白浜駅から新大阪方面へ(19:35発・オーシャンアロー36号) 時刻は取材時の時間ですので、お出かけになる際は、事前にお調べください。 →バス時刻はこちら(明光バス) →飛行機時刻はこちら(南紀白浜空港ビル) →電車時刻はこちら(お出かけネット) |
南紀ほんまもん通信 バックナンバー

江戸中期の画家 長沢芦雪ゆかりの草堂寺です。横には「くまのみち」とかかれた石碑もたっています。
<11:23>
<11:33>
竹林を抜けると一里松跡到着です。
<11:38>
<11:39>
<12:02>
<12:20>
<12:36>
<13:01>
<13:36>
<13:43>
「石仏」
<14:09>
<14:19>
<14:24>
<15:30>
<15:32>
<15:35>
<15:43>
さらに沢沿いの林道を歩きます。
<15:56>
<16:34>
<16:38>
<16:56>
<16:57>
<17:05>